子どものじゃれあいを大切に!! 

 昨今、多発する 子どもの関わる事件事故、特に長崎県は、他県から注目の的になっています。
しかし、犯罪の低年齢化や子どもの事件の凶悪化は、全国どこでも起こり得る環境であり、そうした社会の流れになっている様に思われます。
 普通の子が「突然」の暴力、なぜでしょうか? 今の子は、幼児期から小学生の時に、子ども同士で体を触れ合い転がったり重なったりする「じゃれあい」の体験が乏しいからです。仲間とじゃれあう遊びの仲で互いの体を接触させることにより「心地いい」「苦しい」「痛い」などを感じるはずです。自分だけでなく、相手がどう感じているかを体の感覚で覚えます。子どもたちの内に秘めている「攻撃性」も、他人との関係でうまく納めていくすべを学習し、相手の心と体を思いやるやさしさを育むのです。
 幼児期での「じゃれあい」体験は、きっと子どもの成長にとって有意義なものになるはずです。そんなことが出来るのも保育園の役割です。子どもたちの「じゃれあい」の時間と場所をおおいにつくりたいと思います。

                           

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